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ビフィズス菌のアトピー改善効果

腸内環境を良くすると腸内にある免疫細胞が活性化し、免疫細胞の働きを高めてくれます。それにより、肌荒れやアレルギー症状にも効果があるのだそうです。腸内環境の改善に効果があると言われているビフィズス菌とアトピーの関係についてまとめてみました。

ビフィズス菌のアトピー対策効果

どうしてビフィズス菌が、アトピーに効果があるとされているのか。そのメカニズムを紹介していきます。

アトピーの原因は免疫バランスの乱れ

人間の免疫細胞は、60%から70%が腸に集まっています。そのため腸内環境が悪化してしまうと、免疫細胞に悪影響を及ぼすのです。

アトピーは、人間の体に備わる免疫バランスが崩れてしまった時に起こる症状。治ったり、ぶり返してしまったりを繰り返します。かゆみや湿疹がでてしまうと肌のバリア機能が崩れ、さらに症状が悪化してしまうという悪循環に。

アトピーで悩む方は、まず自分の体の免疫バランスを整えることが大切だといえるでしょう。[注1]

免疫バランスを整えるためには腸内環境の改善が必要

腸内には常にさまざまな菌が存在しています。その様子がお花畑に見えることから腸内フローラとも言われています。無数の細菌は、その働きによって大きく3つに分けられ、善玉菌と悪玉菌、日和見菌に分けられています。

しかし、腸内環境は食生活や生活習慣の変化などで常に変化。また悪玉菌の増加により、腸内環境が悪化してしまいます。

腸内環境が悪化すると、腸に多く存在している免疫細胞に影響を及ぼし免疫機能が低下。インフルエンザにかかりやすくなる、肌が荒れてしまうなどの肌トラブルの原因となります。[注2]

腸内をキレイに保ってくれるのはビフィズス菌

腸内環境を改善してくれるのは善玉菌。善玉菌の代表格でもあるビフィズス菌は、腸内を酸性に傾けて悪玉菌の発生を防ぐ働きがあります。

ビフィズス菌が体内に豊富にあることでアレルギーの原因となってしまう「IgE抗体」の産生を抑える働きがあるようです。これによってアレルギーの発症を抑える効果も期待できます。

また、人間の腸の中に存在する善玉菌の99.9%はビフィズス菌。残りの0.1%が乳酸菌なので、腸内環境の改善にはビフィズス菌が大切だといえるでしょう。

キレイな腸内で活性化する免疫細胞

免疫細胞には、ナチュラルキラー細胞やT細胞、B細胞があります。これらは、それぞれ役割を持っており、自然免疫や獲得免疫と呼ばれる免疫が存在。

自然免疫は、もともと体に備わっているものであり、人間に害を及ぼすものを攻撃してくれる頼りになる存在です。また、獲得免疫は、異物を記憶し攻撃しますが、そのなかでもB細胞は異物を排除するために、抗体を作り出します。

しかし、「IgE抗体」が過剰にあると、アレルギー反応を引き起こす要因になってしまうのです。ビフィズス菌には、そのIgE抗体の働きを抑制してくれるので、アレルギー症状を軽減する効果が期待できるとされています。[注3]

ビフィズス菌のアトピーへの効果に関する研究

ビフィズス菌により腸内環境を良くすることでアレルギー疾患を治療する考え方は「プロバイオティクス」と言い、近年盛んに研究されています。ここでは、そのなかでもビフィズス菌とアトピー性皮膚炎についての研究や報告をまとめてみました。

※以下、抄録より引用

アレルギー疾患発症における腸内細菌ビフィズス菌の役割―乳幼児アトピー性皮膚炎におけるオリゴ糖のプレバイオティクス効果
Role of intestinal Bifidobacteria in the development of allergic disease: effects of prebiotic oligosaccharides on atopic infants

『目的:オリゴ糖ケストースによる乳幼児アトピー性皮膚炎へのプレバイオティクス効果をRCTにて検討した。』

『背景:アレルギー疾患の増加には乳児の消化管免疫に関わる微生物の働きの減弱が関連している可能性が指摘されている。そのため、これまでアトピー性皮膚炎における乳酸菌などによるプロバイオティクス効果について多くの検討がなされている。』

最近、アトピーリスク児におけるオリゴ糖によるプレバイオティクス効果として皮疹発症頻度の低下と腸内ビフィズス菌の増加が報告された。オリゴ糖は難消化性で消化管のビフィズス菌増殖作用がある。』

『方法:食物アレルギーを有する乳幼児アトピー性皮膚炎の便中ビフィズス菌を検査し、12例のビフィズス菌低下児にケストースを12週間投与し、皮疹とビフィズス菌の変化を検討した。29例ではRCTによる効果を同様に検討した。

結果:ビフィズス菌は皮疹重症例で低下し、皮疹重症度と逆相関していた。ビフィズス菌低下児へのケストース投与で6週より12週にビフィズス菌増加と皮疹改善効果がみられた。RCTでは、プラセボに比して有意に皮疹重症度の改善がみられ、ビフィズス菌低下群で有意のビフィズス菌増加がみられた。』

『結論:オリゴ糖によるプレバイオティクス効果の機序は明らかでないが、ケストースは腸内細菌叢の健全化と消化管の透過性改善に直接関与する可能性がある。』[注4]

腸内でビフィズス菌を増やすことによってアトピー性皮膚炎の症状が改善

アトピー性皮膚炎を良くするためには、腸内環境を改善が有効。腸内環境の改善には、ビフィズス菌が有効であると提示した論文です。ビフィズス菌が増加すると、皮膚の湿疹が減少したことがこの実験から示されています。しかし、どのように作用したのかについてはさらなる研究が必要だとしています。

※以下、抄録より引用

アトピー性皮膚炎患児に対するビフィズス菌末の投与が児の腸内細菌叢とアレルギー症状に与える影響の検討
EFFECTS OF ADMINISTRATION OF BIFIDOBACTERIA ON FECAL MICROFLORA AND CLINICAL SYMPTOMS IN INFANTS WITH ATOPIC DERMATITIS

『腸内にBifidobacteriumが少ないアトピー性皮膚炎患児15例を予備的な菌叢の検索から選択し、うち投与群8例に対してビフィズス菌凍結乾燥末(Bifidobacterium breve M-16V株)を経口投与した。

腸内細菌叢の変動とアレルギー症状の推移を観察し、対照群7例と比較した。投与群では,ビフィズス菌末投与1カ月目の時点で、腸内のBifidobacterium占有割合の有意(P=0.0173)な上昇と、総好気性菌占有割合の有意(P=0.0499)な低下を認め、さらにアレルギー症状も有意(皮膚スコアでP=0.0176、総合スコアでP=0.0117)に改善した。

一方、ビフィズス菌末の投与はアトピー性皮膚炎の症状改善を対照群に比較して有意に促進したが、自然排泄便を検体とした腸内細菌叢の変動と、アレルギー症状の推移の間には、明確な相関を認めなかった。』[注5]

アトピー性皮膚炎の子どもにビフィズス菌を与えると症状が軽減した

この研究結果から、子どもにビフィズス菌を摂取させると、アトピーの症状を表す値が軽減したことが分かりました。

この論文では、腸内環境を改善することはアトピーの症状を軽減する効果が期待できるとしています。しかし、実際の実験結果では腸内細菌叢の変化が見られていないことから、ビフィズス菌が存在している大腸での働きではなく、小腸で直接作用したと考察。

そのため、ビフィズス菌が、アトピー性皮膚炎と直接な働きがあることを証明するためには、さらなる研究が必要とまとめられています。

森永乳業株式会社が行なったビフィズス菌 BB536 含有の乳酸菌飲料による肌状態の改善についての研究

※以下、研究の内容引用

『アトピー性皮膚炎やにきびなどの肌トラブルを有する女性 28 名(年齢 30~62 歳、平均40.7 歳)に、ビフィズス菌 BB536 を 1 本あたり 20 億個含む乳酸菌飲料(180ml)を 1 日1~2本、8 週間継続して摂取していただきました。

乳酸菌飲料の摂取前、および 4 週目、8 週目に排便状況の調査、肌状態の自覚症状、かゆみの程度、皮膚疾患特異的 QOL 指標(Skindex-16、※1)の調査を行いました。また、マイクロスコープを用いて肌の状態を撮影しました。』

【結果】

『ビフィズス菌 BB536 含有乳酸菌飲料の摂取により、排便状況では回数の増加や便性、排便の爽快感の改善が認められました。

肌状態については、「つや」、「はり」、「毛穴の目立ち」、「赤み」、「乾燥」、「化粧のり」、「にきび数」、「にきびの程度」などの自覚症状が改善されました。

また、皮膚のかゆみや皮膚疾患特異的な QOL 指標である Skindex-16 においても、症状に関する項目や感情に関する項目が有意に改善されました。さらに肌表面を撮影したマイクロスコープ画像でも、一部の被験者において、きめや乾燥状態が改善していることが認められました。』[注6]

ビフィズス菌サプリを活用したアトピーさんの口コミ

この記事をつくるのに参考にしたサイト・文献