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アトピー性皮膚炎の治療薬【免疫抑制外用薬】

アトピー性皮膚炎の治療として用いられる免疫抑制外用薬(タクロリムス軟膏)についてまとめました。軟膏の種類や向いている人の特徴、副作用などを分かりやすく解説しています。

今までのアトピー治療では効果があまり見られなかった人、ステロイド外用薬の副作用が気になる人はぜひ参考にしてください。

免疫抑制外用薬(タクロリムス軟膏)とは

免疫機能が過剰に働くことで生じるアトピー性皮膚炎。免疫反応自体を抑え込んで症状を軽減してくれるのが、免疫抑制外用薬です。炎症を鎮める力は強すぎず、ステロイド外用薬のレベルにあてはめるとミディアム・ストロングと同程度。

ステロイド外用薬にある「皮膚が薄くなる」「血管が網の目状に透けて見える」などの副作用の心配はありません。そのためステロイドを使用することに不安を感じる人や、ステロイドでの治療で症状がある程度治まった人が主に使います。[注1]

免疫抑制外用薬の種類について

先発薬・プロトピック軟膏

代表的なのは、マルホが製造・販売している先発薬「プロトピック軟膏」です。抗炎症作用を持つ成分「タクロリムス」が配合されており、配合量の異なる2種類の外用薬があります。

プロトピック軟膏0.1%

16歳以上の成人用です。16歳未満の小児へ投与することは「禁忌」にあたります。1回あたりの塗布量は5gまでが原則です。[注2]

プロトピック軟膏0.03%小児用

2歳以上の小児に処方できる唯一の免疫抑制外用薬です。成人用と比べてタクロリムスの配合量が少ないのが特徴。免疫抑制外用薬の中で小児用が用意されているのは、プロトピック軟膏しかありません。小児用ですが、使用する部位や炎症の状態によっては、成人も0.03%を使用するケースもあります。[注3]

後発薬・タクロリムス軟膏

後発薬には、ニプロやポーラファルマから出ている「タクロリムス軟膏」があります。先発薬のプロトピック軟膏が120~150円ほどなのに対して薬価は70円ほどですが、今のところ小児用はありません。[注4]

免疫抑制外用薬のアトピー性皮膚炎に対する作用

過剰な免疫反応を抑制して炎症をおさえる

アトピー性皮膚炎のアレルギー反応は、体内の免疫機能が過剰に反応することで引き起こされます。免疫抑制外用薬はその名の通り、過剰な免疫反応を抑制する薬です。

免疫機能はアレルゲンとなる食べ物やダニ、ホコリなどに反応します。そのとき、免疫細胞からはアレルギー反応を起こす「サイトカイン」や「ヒスタミン」という物質が放出されて、肌のかゆみや赤み、湿疹などの炎症を引き起こしてしまうのです。[注5]

免疫抑制外用薬は免疫細胞の中の物質に結合し、サイトカインやヒスタミンなどの物質が放出されるのを抑制。その結果、肌の炎症をおさえてアトピー性皮膚炎を改善することができます。[注6]

免疫抑制外用薬はどんな人に向いている?

■ステロイド外用薬や内服薬では改善が見られなかった人

免疫抑制外用薬はほかの薬とは違った働き方で過剰な免疫反応を抑制します。そのため、今までの治療では効果を感じられなかった人も、症状を軽減・改善できるかもしれません。[注1]

■顔や首などに炎症が出ている人

皮膚が薄い部分は薬の吸収が良いため、皮膚の萎縮や毛細血管の拡張などの副作用が考えられるステロイド外用薬は適していません。これらの副作用リスクが少ない、免疫抑制外用薬の使用を推奨します。[注1]

■ステロイド外用薬の副作用が気になる人

免疫抑制外用薬には、ステロイド外用薬のような「皮膚が薄くなる」「毛細血管が拡張する」といった副作用がありません。副作用が心配な人には、免疫抑制外用薬が適しています。また、ステロイド外用薬の使用でこれらの副作用が出ている人は、免疫抑制外用薬への移行を医師に相談してみるのも良いでしょう。[注1]

免疫抑制外用薬の副作用

はじめの1週間はほてり・かゆみなどの刺激を感じる

免疫抑制外用薬の代表であるプロトピック軟膏を使用すると、ほとんどの患者にほてりやかゆみ、ヒリヒリなどの刺激感が現れます。この刺激は一過性のもの。症状の回線とともに、1週間的では落ち着いてきます。刺激感の対処法は「保湿剤を塗ってからプロトピック軟膏を塗布する」「入浴後、皮膚のほてりが冷めてから使用する」など。[注8]

刺激感が1週間以上続く場合やひどい刺激感に悩まされている場合は、医師や薬剤師に一度相談してみてください。

癌の発生リスクが考えられるが、実際に発症した例はない

免疫抑制外用薬の説明書には皮膚がんやリンパ種の発症リスクについて記載されています。これは、高濃度の免疫抑制外用薬を使用した動物実験の結果によるもの。ですが、今までに免疫抑制外用薬を使用したことが原因で皮膚がんやリンパ腫が発症したという報告は現在ありません。

念のため、塗布後は外でのレジャーを控えて、肌の紫外線ダメージを予防したほうが良いでしょう。買い物や洗濯といった日常生活のなかで受ける日光は問題ありません。ストレスを溜めないために、あまり過敏にならないことも大切です。[注9]

免疫抑制外用薬の使い方・適切な量

1日1~2回を患部にやさしく塗布する

免疫抑制外用薬は1日に1回もしくは2回塗布します。回数は医師の診断に従いましょう。また、1回に塗れる量はチューブ1本分(5g)までが原則です。アトピー性皮膚炎の症状が出ているところに、やさしく伸ばしながら塗ってください。また、目の周りに塗る場合は目に入らないように注意することが大切です。[注1]

指先から第一関節までの量で、手のひら1枚分の面積に塗れる

免疫抑制外用薬の使用量は「手のひら何枚分の面積に塗るか」から考えます。手のひら1枚分の面積に塗る際は、人差し指の指先から第一関節の長さ分が目安。軟膏を塗った箇所を光にかざしたとき、テカって見える程度の量を塗りましょう。ただし、これはあくまで基本となる目安。詳しくは医師の指示に従ってくださいね。[注10]

外用薬が複数ある場合は“塗る面積が広い外用薬から塗る”

たとえば保湿剤と免疫抑制外用薬が処方されている場合、塗る面積が広い保湿剤から使用しましょう。そして、炎症が起きている患部に免疫抑制外用薬を塗布してください。[注8]

皮膚がただれている部分や粘膜には使用しない

免疫抑制外用薬は皮膚がただれている箇所(びらんや潰瘍など)には使用できません。口腔内や鼻の中といった粘膜に塗るのもNGです。[注8]

免疫抑制外用薬の注意点

炎症が落ち着いてから使うと副作用を抑えられる

炎症がひどく、肌の状態が悪い場合は副作用の刺激感が強く出ることがあります。そのため、アトピー性皮膚炎の症状に合わせたランクのステロイド外用薬を使用し、肌の状態が落ち着いてから免疫抑制外用薬を塗布しましょう。

また、初めて免疫抑制外用薬を使用する際に広い範囲に塗ってしまうと、刺激を強く可能性があります。まずは狭い範囲にだけ塗り、慣れてきたら徐々に範囲を広げていくのがおすすめです。

自己判断でやめると炎症がぶり返す可能性がある

肌の見た目が良くなってきたから、といって自己判断で使用をやめてはいけません。皮膚の下ではまだ炎症が続いている可能性があります。その場合、すぐ炎症がぶり返ししまうので注意しましょう。やめるかどうかど判断はまず医師に相談してくださいね。

「塗る回数や量を減らす」「肌がこのような状態になったら塗らなくていい」など使い方を説明してもらい、医師の指示に従うのが大切です。[注11]

妊娠中・授乳中は使用できない

胎児の正常な成長に影響を及ぼす可能性があるため、妊娠中は免疫抑制外用薬を使用できません。妊娠が判明した場合は使用を中止し、その後の治療は医師に確認しましょう。また薬の成分が乳汁中に移行してしまう可能性があるため、授乳中の女性も使用を控えてください。使用を中断する期間は医師の指示に従いましょう。[注8]

この記事をつくるのに参考にしたサイト・文献