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アトピー性皮膚炎の改善方法を徹底リサーチ! » アトピー性皮膚炎の治療方法とその効果とは

アトピー性皮膚炎の治療方法とその効果とは

アトピー性皮膚炎に用いられる治療法や治療薬、効果、副作用などを信頼できる研究や情報をもとにまとめました。代表的なステロイド外用薬・内服薬から、注射治療、漢方まで詳しく紹介しています。

成人になるとなかなか完治しづらく、時には耐え難いかゆみに悩まされるアトピー性皮膚炎。その治療について知りたい人の参考になれば幸いです。

外用薬(塗り薬)

優れた抗炎症作用でかゆみやほてりを素早く緩和する

外用薬(塗り薬)はアトピー性皮膚炎の治療で用いられることが多い、ポピュラーな治療法です。

優れた抗炎症作用があり、安全性が科学的に研究されている外用薬は「ステロイド外用薬」や「免疫抑制外用薬」の2種類のみ。炎症を速やかに抑えて症状を緩和することが求められるアトピー性皮膚炎には、即効性が魅力のステロイド外用薬か免疫抑制外用薬、またはその両方を使用するのが一般的です。[注1]

外用薬の種類

■ステロイド外用薬

じゅくじゅく肌を改善し、かゆみや赤みを抑えてくれます。効果が非常に高く、急激に悪化したアトピー性皮膚炎も短期間で落ち着かせられるほど。強さのランクが5段階に分かれており、症状に適したランクを処方されるのが特徴です。[注1]

■免疫抑制外用薬

過剰な免疫反応を抑制して、アレルギー反応による炎症を防いでくれる外用薬です。ステロイド外用薬と違って、皮膚の薄い顔や首などにも使用可能。代表的な薬には「プロトピック軟膏」と「タクロリムス軟膏」があります。[注2]

外用薬(塗り薬)を使用するときのポイント

肌の吸収率の違いや炎症の状態によって、部位ごとに適した外用薬があります。また、適切な量を塗布することも大切です。医師の指示に従って使用するようにしましょう。

肌の状態を清潔に保つため、そして手のひらに不要な薬剤を残さないために、塗布前後は必ず手を洗ってください。塗る際は肌にダメージを与えないよう、外用薬をやさしく肌に伸ばすことを意識するのが◎です。[注3]

外用薬(塗り薬)によるアトピー性皮膚炎の治療を詳しく知る

内服薬(飲み薬)

かゆみを軽減して症状を緩和し、悪化を予防

アトピー性皮膚炎は耐えらないほどの強いかゆみが襲います。しかし、かいてしまうと肌のバリア機能が低下してさらに症状が悪化。より強いかゆみが引き起こされる悪循環に陥ってしまいます。内服薬(飲み薬)はかゆみを抑制して、症状の悪化を予防してくれるのです。[注4]

また、内服薬は1日決まった数の薬を飲むだけ。塗り薬と比べると手間がかからないのも魅力と言えるでしょう。主な内服薬には「抗ヒスタミン薬」と「抗アレルギー剤」が挙げられます。

内服薬の種類

■抗ヒスタミン薬

かゆみを引き起こす物質「ヒスタミン」がたんぱく質と結びついてアレルギー反応を起こすのを防いでくれます。ただし副作用として眠気が出る可能性があるので、服用には注意が必要です。[注4]

■抗アレルギー剤

アレルギー反応を引き起こす食べ物やダニ、ホコリなどの影響を受けた細胞からヒスタミンが放出されるのを防ぐ内服薬です。かゆみを止める効果が弱いので、基本的には抗ヒスタミン薬と併用します。[注4]

■そのほかの内服薬(飲み薬)

ステロイド内服薬や免疫抑制剤・シクロスポリンなどがあります。ステロイドは外用薬が一般的ですが飲み薬にもあり、アトピー以外の幅広い疾患に使用されるのが特徴です。シクロスポリンは効果が高く、強い炎症にも効きますが副作用があるため使用できる期間は8~12週と定められています。[注5]

内服薬(飲み薬)を使用するときのポイント

抗ヒスタミン薬と抗アレルギー薬は飲むタイミングが異なるケースがあります。医師の指示に必ず従うようにしましょう。また、眠気やだるさを引き起こす副作用があるので、運転前の服用は注意が必要です。副作用が強く現れやすい人は運転前の服用を控えるようにしましょう。[注4]

内服薬(飲み薬)によるアトピー性皮膚炎の治療を詳しく知る

保湿剤

肌にうるおいを与えてバリア機能の低下を予防

肌が乾燥しているとバリア機能が弱まり、外部からの刺激を受けやすくなってしまいます。肌にうるおいを与えて水分をキープするのが、保湿剤の役割です。アトピー性皮膚炎の人の場合「保湿はスキンケアであり治療でもある」と言って過言ではありません。

肌をしっかり保湿することでバリア機能が高まり、炎症を予防することも可能です。副作用が気になるステロイド外用薬の減量にも繋がるでしょう。[注5]

保湿剤の種類

■油脂性軟膏(ワセリン)

低刺激と安全性の高さが魅力で、アトピー性皮膚炎の治療によく用いられています。油脂性軟膏(ワセリン)は肌に水分を与えることはできませんが、水分の蒸発を防いでうるおいを維持する効果があります。[注6]

■尿素軟膏

アトピー性皮膚炎の治療に有効とされている尿素が配合されており、世界中で使用されている軟膏です。ただ、乾燥が強い部分に塗布すると刺激を感じるケースがあるので、まずは少量を塗って様子を見てから使用しましょう。[注7]

■セラミド配合軟膏

肌のバリア機能を担う主成分「セラミド」が配合されています。保湿効果が高く、乾燥肌の改善に適した保湿剤です。セラミド配合軟膏を使用したい場合は、ドラッグストアで購入する必要があります。[注7]

■ヘパリン類似物質(ヒルドイド軟膏)

ヒアルロン酸と同じムコ多糖体に分類される物質「ヘパリン」を使用した軟膏です。天然由来のため、安全性が高いのがヘパリン類似物質(ヒルドイド軟膏)の魅力。軟膏のほか、クリームやローションといった種類もあります。

保湿剤を使用するときのポイント

塗る際は患部だけでなく、全身に塗りましょう。炎症が起きていないときも毎日保湿剤でスキンケアすることが大切です。タイミングは入浴後すぐが◎。油分が失われた入浴後の肌を素早く保湿し、乾燥を防ぐことができます。お風呂を出てから5分以内を目指して、保湿剤を塗布しましょう。[注5]

保湿剤によるアトピー性皮膚炎の治療を詳しく知る

注射

従来の治療では効果が見られなかったアトピー性皮膚炎を改善

ステロイド外用薬や免疫抑制外用薬、内服薬(飲み薬)といった従来の治療では効果が見られなかったアトピー性皮膚炎に用いられるのが注射治療です。代表的な治療薬のステロイドに比べて副作用が少ないのも魅力と言えるでしょう。まだ一般的ではないですが、今後の普及が期待される治療法です。 [注8][注9]

注射の種類

■デュピルマブ(デュピクセント)

体内の異物を排除する抗体薬として、アトピー性皮膚炎の症状を引き起こす物質の働きを阻害します。治療は初回に600mgを注射し、その後は2週間おきに300mgを投与。費用は高額ですが、従来の治療では改善されなかった重度のアトピー性皮膚炎にも効果が期待できます。

■ヒスタグロビン注射

アレルギーが起きにくい体質へと改善する、根本的な原因に焦点を当てた治療法です。免疫機能の過剰な反応を抑制し、炎症を予防することができます。週1~2回の注射を3~6回繰り返し、その後3~4か月に1度のペースで継続します。

注射治療を受けるときのポイント

今まで使用していた外用薬や内服薬を自己判断で中断するのはNGです。必ず医師の指示に従いましょう。また、注射した箇所に赤みや腫れ、そのほか頭痛や倦怠感など副作用と思われる症状が出た場合は医師や薬剤師に相談してください。

注射によるアトピー性皮膚炎の治療を詳しく知る

漢方

従来の治療と併用して「気」(エネルギー)の不足を改善

漢方的な考えでは、アトピー性皮膚炎の原因は「気」(エネルギー)の不足とされています。また、気の不足によって全身の「血」や「水」の巡りまで悪くなってしまっている可能性も…。漢方薬は患者1人ひとりの体調や症状に合わせて処方され「気・血・水」を改善するサポートをしてくれます。

漢方薬はステロイド外用薬や内服薬と併用して利用するのが原則です。漢方薬だけではアトピー性皮膚炎を完治させるのは難しいことを把握しておきましょう。[注10]

現在、アトピー性皮膚炎の改善効果が認められる漢方薬は「消風散(しょうふうさん)」と「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」の2種類です。[注1]

漢方薬の種類

■消風散(しょうふうさん)

肌が赤みや熱を帯びるアトピー性皮膚炎に有効な漢方薬です。セミの抜け殻を使用した生薬「蝉退(せんたい)」が使用されており、かゆみを和らげてくれます。[注11]

■補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

免疫細胞「Th1」と「Th2」のバランスを整えて、過剰な免疫反応を抑制する効果があります。[注12]

漢方薬を使用するときのポイント

漢方薬を上手く活用すれば、副作用が気になるステロイド外用薬を減量できるかもしれません。ただ、漢方薬だけでは症状を治すことは難しいので自己判断で外用薬や内服薬を中止せず、医師の指示に従いましょう。

また、漢方薬は副作用が出にくいのが魅力ですが、副作用がないわけではありません。気になる症状が出たら必ず医師または薬剤師に相談してくださいね。

漢方薬によるアトピー性皮膚炎の治療を詳しく知る

光線療法

紫外線を当てて過剰な免疫反応を抑える

特定の波長の紫外線を肌に当てて、過剰な免疫反応を抑制・アトピー性皮膚炎の症状緩和を目指す治療です。ステロ外用薬や抗ヒスタミン薬など、一般的なアトピー性皮膚炎治療では効果がみられなかった人に適応されます。

もともとは皮膚疾患の1つである乾癬(かんせん)の治療に用いられていた治療法ですが、アトピー性皮膚炎にも効果があることが判明。アトピー性皮膚炎の患者は保険適用で光線療法が受けられるようになっています。治療に用いる紫外線は「長波長紫外線(UVA)」または「中波長紫外線(UVB)」です。[注13]

光線療法の種類

■PUVA療法

長波長紫外線(UVA)を用いる治療法です。はじめに紫外線への反応を高める内服薬や外用薬を使用してから、紫外線を肌に当てます。[注13]

■UVB療法

高い効果が得られる中波長紫外線(UVB)のみを肌に当てる、2000年代に登場した新しい治療法です。PUVA療法のように、あらかじめ薬を服用する必要がありません。[注13]

光線療法を受けるときのポイント

通常の治療(外用薬や内服薬、保湿剤の使用など)と併用して行ないます。副作用として挙げられるのは紫外線の影響による日焼けや色素沈着など。また、長期間継続することで発がんのリスクが懸念されます。無期限に続けられる治療ではないことを理解しておきましょう。[注13]

この記事をつくるのに参考にしたサイト・文献