子供アトピーの改善に最適なおすすめサプリメントを徹底リサーチ!

こどもアトピーLaboおすすめしたいサプリメント比較
アトピー性皮膚炎の改善方法を徹底リサーチ! » アトピー性皮膚炎の原因とは?

アトピー性皮膚炎の原因とは?

強いかゆみや湿疹、赤みなどが起こるアトピー性皮膚炎。発症する原因にはまだ解明されていない部分がありますが、体質や環境、ストレスなどさまざまな要因が重なって起こると考えられています。

1人ひとり異なるアレルゲン。ステロイドをはじめとした治療だけでなく、原因に応じてアレルギーの侵入を避けることがアトピー性皮膚炎を改善させるために欠かせません。このページでは、原因として考えられるさまざまな要因についてまとめています。

アトピー性皮膚炎は複数の原因が関わる「多因子性」の病気

アトピー性皮膚炎の原因は1つでは限りません。「体質的な要因」に「環境的な要因」が組み合わさって起きる、複雑な病気です。このような病気の性質のことを「多因子性」と言います。[注1]

要因は大きく「体質に関するもの」と「環境に関わるもの」の2つに分類。そこからさらに細かく分けられます。またその要因も、1人ひとり異なるのが特徴です。
たとえば、アトピー性皮膚炎の患者がある洗剤を使って症状が発生・悪化したとしても、べつの患者にはそれがアレルゲンになるとは限らないのです。

アトピー性皮膚炎を抑えるためには患者1人ひとりが自分の発症・悪化要因を知って、それらをできる限り避ける必要があります。
ただ、ダニやホコリなどの一部の要因を生活の中から完全に除去するのはほぼ不可能です。神経質になり過ぎるとストレスとして蓄積され、症状を悪化させてしまう可能性も…。神経質になり過ぎないように注意してくださいね。

こちらではどのようなものがアトピー性皮膚炎の要因になり得るのかを詳しくまとめました。自分に当てはまりそうだと感じた発症・悪化要因があれば、かかりつけ医に相談してみてください。

体質に関する要因

アトピー性皮膚炎を発症する先天性の原因が「体質的な要因」です。具体的にはアトピー素因や皮膚のバリア機能が低下、遺伝的な要因などが挙げられます。

アトピー性皮膚炎は年齢によって症状が変化するのも特徴です。乳児期に発症した場合、そのほとんどは年を重ねるとともに治る傾向にあります。しかし、一部の人は成人を迎えても治癒しなかったり、再発したりするケースもあるそうです。[注2]

体質に関する要因について分かりやすくまとめているので、参考にしてください。

アトピー素因

アトピー性皮膚炎を発症する多くの人は、アトピー素因を持っているそうです。アトピー素因は以下のように定義されています。

  1. 自分、または家族にアトピー性皮膚炎・気管支喘息・アレルギー性結膜炎・アレルギー性鼻炎といった、アレルギー有症者がいる
  2. IgE抗体が作られやすい体質

本人や家族にアレルギーによる症状があったり、アレルギー反応を引き起こすIgEという物質が産生されやすい体質だったりすると、アトピー性素因を持っているということになります。[注1]

北海道大学が行なった「アトピー素因の判定に必要なアレルゲン数の検討」では、アレルゲンの数を増やして検査を行なっても、新たにアトピー素因があると判定される人の割合が少ないという結果出ています。そのため、10種類程度の一般的なアレルゲン検査をすることで、アトピー素因の有無を判断できるそうです。[注3]

皮膚のバリア機能低下

アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能が低下していることも要因のひとつと考えられています。

人の皮膚にはバリア機能が備わっており、外からの刺激や雑菌といった外敵が体内に入りこまないようになっています。アトピー性皮膚炎の人の皮膚はバリア機能が低下しているため、アレルギーの原因となるアレルゲンが容易に侵入できように。

アレルゲンが皮膚から侵入すると体の外へ追い出そうと免疫細胞と結びついてしまい、「ヒスタミン」という原因物質を放出してかゆみや炎症が起こるのです。[注2]

バリア機能が低下した皮膚はちょっとした刺激でもかゆみが起こりやすくなり、掻いてしまうとさらにバリア機能が破壊される悪循環に陥ってしまいます。[注2]

皮膚のバリア機能が低下する原因として挙げられるのが、胃腸機能の弱りです。胃腸機能が弱ってしまうと飲食物から栄養が作れなくなり、皮膚の栄養が行き届かずバリア機能低下するのです。[注4]

遺伝的要因

20歳以下の10人に1人が患っていると言われているアトピー性皮膚炎。症状は強く我慢できないかゆみで、多くの人が悩まされています。その要因ひとつとして挙げられるのが、遺伝的要因です。

両親ともにアトピー性皮膚炎の症状が見られる場合は75%、両親のどちらかがアトピー性皮膚炎だと56%、家族にアトピーが見られない場合は21%の確率でアトピー性皮膚炎が発症するという調査報告があります。[注5]

この調査報告から、アトピー性皮膚炎は高い確率で遺伝することが分かるでしょう。ただし、両親がともにアトピー性体質だったとしても100%発症するわけではありません。環境やライフスタイルもアトピー性皮膚炎に大きく関わっているので、食生活や生活習に気を付けて発症しにくい環境を作ることも大切です。

環境に関する要因

アトピー性皮膚炎はアトピー素因をはじめとする体質的な要因に、環境に関する要因が合わさって発症します。アトピー発症に関わると考えられている環境要因は多数あり、1人ひとり異なるのが特徴。代表的なのは「食べ物」や「ダニ」、「汗」などが挙げられます。

治療や症状緩和のためには発症・悪化に関わる要因を特定し、生活から取り除くことが大切です。

アトピー性皮膚炎を発症または悪化させることがある環境に関する要因は以下の通り。特徴について詳しく解説しているので、チェックしていきましょう。

アレルゲン(食べ物)

アトピー性皮膚炎を患っている人、特に子どもの場合は特定のアレルゲン(食べ物)が原因として考えられます。乳児期のアレルゲンは「鶏卵」が最も多く、次いで「牛乳」「小麦」と続きます。[注6]

乳児期に発生した食物アレルギーは、3歳ごろまでに50%、小学校に上がるまでに80~90%の人が治るのが特徴です。[注6]

アトピー性皮膚炎とアレルゲン(食べ物)との関連を調べるためには、まず詳しい問診を行ないます。皮膚テストや血液検査で原因と疑われるアレルゲンを調べ、1~2週間ほど除去。その間、栄養不足にならないように注意しなくてはなりません。

症状の改善が見られたら、アレルゲンの可能性が高いということ。特定させるためには、疑わしいアレルゲンを食べて症状の有無や悪化を確認する「食物経口負荷試験」を行ないます。[注1]

アレルゲンの判断や除去、食物経口負荷試験は必ず専門医のもとで行ないましょう。

ハウスダスト(ダニ、ほこり、カビ、花粉、動物の毛やフケなど)

乳児期以降にアトピー性皮膚炎が発症した場合、ハウスダストが原因かもしれません。引っ越しや旅行、入院などに伴う生活環境の違いで症状が変化する場合、または「ホコリっぽいところに行くと悪化する」「特定の動物に触れると症状が出る」といった場合は、ハウスダストが原因の可能性が高いと言って良いでしょう。[注7]

ダニはハウスダストのなかでも特に代表的なアレルギー疾患の原因・悪化要因です。アレルギー症状を軽減するためには、原因となるハウスダストの除去が必須となります。

ダニをはじめとするハウスダスト対策には、こまめなリビングや寝室のこまめな換気と掃除が有効です。換気は毎日、掃除は3日に1回以上が好ましいとされています。また、寝具類の掃除機かけや天日干し、シーツの洗濯なども効果的です。[注1]

アレルゲン以外の刺激(汗、皮膚の汚れなど)

汗や皮膚の汚れをそのままにすると、かゆみやじんましん反応を引き起こしてしまいます。

しかし、汗をかくことが悪いわけではありません。汗には善玉が存在しており、ハウスダストの悪影響を和らげるほか、体温調節や皮膚の保湿、抗菌作用といった働きも担っています。[注8]

かゆみを引き起こすのは、汗を放置してしまうためです。汗の善玉は時間とともに減少し、悪玉に変わって皮膚に悪影響を及ぼします。汗や皮膚の汚れによるアレルギー症状を軽減させるためには、それらを放置せずに肌を清潔な状態で保つことが重要です。[注8]

アトピー性皮膚炎の子どもを対象に小学校でシャワーを浴びる症例試験を行なったところ、症状が改善したという報告が3件あります。汗や皮膚の汚れを洗い流して肌を清潔にすることがアトピー性皮膚炎の改善に効果的だと証明されているのです。[注1]

アレルゲン以外の刺激(ひっかき傷など物理的な刺激)

肌の表面は「ケラチノサイト」という表皮角化細胞が覆っています。ケラチノサイトは皮膚をひっかく、肌を強くこするなどの物理的刺激によって、炎症物質を発生させるのです。[注5]

「かゆみ」はアトピー性皮膚炎の症状でも特に多く見られます。ついつい掻いてしまうと、肌が炎症を起こしたりバリア機能が傷ついたりして、症状がより酷くなってしまうといった悪循環に陥いる可能性も…。症状の緩和には「かゆを発生させる原因の除去」や「掻かないための工夫」が必要です。

かゆみの原因には肌の乾燥やほてり、長時間または高温のシャワー、衣服や髪の毛による刺激などが挙げられます。これらの原因を取り除くようにしましょう。[注9]

無意識に掻いてしまう場合は爪を短くする、かゆみが酷い部分をガーゼで覆うなどの工夫をするようにしてください。

アレルゲン以外の刺激(洗剤や化粧品など化学薬品)

皮膚のかぶれ(接触皮膚炎)は、アトピー性皮膚炎の症状を悪化させる要因であることが分かっています。[注5]

かぶれ(接触皮膚炎)を誘発させるおそれがあるのは、洗剤・化学薬品・化粧品・シャンプーやリンスなど、日常生活でよく触れるものばかりです。[注5]

厚生労働省が2004年に発表した「家庭用品に係る健康被害病院モニター報告」によると、洗剤が原因と考えられる皮膚障害報告が38件、洗浄剤の場合は8件も報告されています。[注10]

洗剤や化学薬品、化粧品などに触れたあと「肌がかぶれた」「アトピー性皮膚炎が悪化した」という経験がある人はパッチテストを行なって原因の物質を特定しましょう。

またアトピー性皮膚炎の人や、肌が弱い、かぶれやかゆみが出やすいなどの自覚がある人は必ず使用前にパッチテストをするようにしてください。

その他(寝不足、過労、ストレスなど)

アトピー性皮膚炎の症状を発生させる要因は、ほかにも多数考えられます。

たとえば、寝不足と過労も要因の1つ。これらは自律神経やホルモンバランスの乱れを引き起こすため、アレルギー反応が起きやすくなるのです。また肌のバリア機能が低下して、刺激を受けやすくなってしまいます。[注11]

改善策としては「規則正しい生活リズムを整える」、「栄養バランスの良い食事を心がける」、「休養をしっかりとる」などを意識しましょう。

また、ストレスといった心理的・精神的な要因がアトピー性皮膚炎を発症・悪化させてしまうこともあります。

ストレスが蓄積されると、知覚神経線維の末端から「神経ペプチド」という物質が放出されます。この物質が、炎症を悪化させていると考えられているのです。[注5]

1995年に起きた阪神淡路大震災の際、被災地区ではアトピー性皮膚炎が悪化する患者の比率が多かったのだとか。ストレスとアトピー性皮膚炎の関連を示す、1つのデータと言えるでしょう。[注5]

ストレスの原因を解消する、自分なりのストレス発散方法を見つけるなど、ストレスを溜め過ぎない工夫が大切です。

この記事をつくるのに参考にしたサイト・文献